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きまぐれ日記
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モンハン
プロフィール
HN:
大河 勇華
HP:
性別:
非公開
職業:
GUNG-HO-GUNSで悪魔狩人で伝説の傭兵でレイヴンでクレリックでラーズグリーズでリアルファイガンナなネコミミダークヒーロー(全部自称)
趣味:
自己紹介:
永遠の18歳

最近ドップリと東方にハマってます。
幻想入りなんかもしちゃってます。
→http://www.nicovideo.jp/mylist/5261571
幻想入り
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今日は私の母の誕生日









そして母の命日でもある・・・







母と言っても、人間の母親ではないけれど・・・






勇華にはもう一人の母親が居る




今から21年前の3月、勇華が産まれた時、家には1歳の雌猫がいた。
白とも灰とも言い難い、正に銀の毛色で、獅子のように凛々しい猫だった。

彼女はその時点から数ヶ月前に流産(だったかな?)で我が子を亡くしており
その反動か、産まれたばかりの勇華をまるで我が子と想うかのように寄り添っていたらしい。


数年後、大人の事情とやらで両親は離婚、産みの母親と別れることになる。
この時、私はまだ物心つくかつかないかくらい幼くて、別れた母親の事は、ぼんやりと面影を覚えてるくらいで、声も、どんな人だったかも殆ど覚えてない・・・
そんな私にとって、常に寄り添ってくれていたこの銀猫こそが母親だったのだ。






近所の親しい人達や親戚間でもはや伝説となり、よく聞かされるエピソードがある。


勇華が2歳の頃、身に着けていたネックレスか何かの光物(多分人間の方の母親の趣味)目当てで襲ってきたカラスから護るために戦ったという・・・
当時若干2歳(かどうかもあやふや)だった私自身は覚えてないので、全ては周りの大人達から聞いた限りの話だが
カラスが飛び掛って来た瞬間に誰よりも速く駆け付け、勢い余ってカラスを追い払うどころか噛み殺してしまったらしい。

この話を聞かされた時は、小鳥も虫も襲わないほど温厚だった彼女が?と驚いたものだ・・・

襲われるとか、噛み殺すとか物騒な話ではあるが、私はこの話は好きだ。
彼女は確かに私の母だったんだと、母として私を護ってくれていたんだと再認識させてくれる話だから。





彼女はうちではずっと私の隣にいた


私が出かける時はいつも玄関までついてきて見送ってくれた


私が帰ってきた時はいつも出迎えてくれた


ご飯も隣で食べて、寝るときも一緒


冬場、私が凍えていればいつも暖めてくれた


夏場・・・はちょっと暑かった(=w=;




そういえば彼女の誕生日っていつなんだろう?と疑問に思って親父に聞いてみれば
「元々捨て猫だったのを拾ってきたから正確には解らないけど、拾ったのは8月16日」とのこと。
よって勝手に8月16日を誕生日に決めた。

それからは毎年8月16日には彼女の誕生日祝いに、私の少ない小遣いで小さいケーキを買ってきて一緒に食べた。
とはいえ、猫にケーキとかお菓子類を食べさせるのはあんまり良くないことらしいので、彼女には少ししかあげられなかったのが残念・・・




小学5年の頃のある夜、不意に胸のあたりに妙なヌルヌル感を感じて起きてみれば
寝巻きと布団が血まみれになっていた・・・

もしや寝相で彼女を押し潰してしまったのでは!と思い焦って布団をめくると



彼女が子供を産んでいた


寝巻きと布団に付いていたのは出産時の出血だったようだ。
彼女が母親なら、この子達は私の兄弟になる
安堵と歓喜の余りに泣きそうだった・・・というか泣いてたかもしれない。


その後、彼女は私の部屋に子供を連れ込んでは親父に叱られていた
居間に子育て用の小屋を作ったのだが・・・何度怒られても私の部屋で育てようとしてた
最後には親父の方が折れて、結局私の部屋に小屋ごとお引越し。




それからは子育ても一緒だった


彼女が子供達にご飯をやり、その間私が彼女にご飯を運んだ


子供達が鳴きだせば一緒に駆け付けた




彼女と私は本当の親子として過ごしてきた・・・


勇華が高校に入ったころ
異変を感じてくる・・・

彼女は普段、私に甘えてくる時は私の背中、もしくは胸の辺りにジャンプしてきて、それを私が受け止める感じで抱いていたのだが
いつの間にかそこまで飛べなくなっている・・・
だから逆に私が屈んで抱き上げる形になっていた。
無理も無い、彼女はもう16歳、猫としてはかなり高齢だ。



7月半ば頃、とうとう本格的に具合が悪くなり、入院することになった・・・
一週間以上彼女の居ない生活は初めてで落ち着かなかった
それでも彼女が元気になって帰ってくると信じて待っていた



でも、やはり彼女の体ももう限界だったのだろう
8月14日、獣医さんには「これ以上は生きられない」と言われた

言葉の意味を理解したくなかった・・・
しかし流石に高校生にもなれば嫌でも理解してしまう・・・




8月15日

せめて最後は一緒に暮らしてきた家で、と私の願いで入院中だった彼女を引き取ってきた
帰ってきて、いつものように私の横で寝ている

これだけ衰弱しているのに、不思議と毛並みも良く
薬の匂いがする以外はいつもの凛々しい銀猫が寝ているだけに見えた
でももう殆ど動けない・・・私が立ち歩いても、自力でついて来れないでいた・・・


その夜は、またいつものように一緒に寝た





8月16日

朝、この時のことは今でも鮮明に覚えている・・・
珍しく目覚まし時計よりも早く目が覚める
腕の中にはいつものように彼女が眠っていた


17歳の誕生日おめでとう、と呟きながら頭を一撫ですると
彼女は鳴いて声を聞かせてくれた


そして数秒の間をおいて、大きく一呼吸して・・・





眠った





静かに、永い眠りについた・・・






15年間お世話になりました、ありがとう母さん・・・








私の母、銀の猫

名を シンバ という

ケニア語で獅子のことらしい



今日はシンバ母さんの6回忌



ということでお墓参りに行ってきますヾ(=w=

行ってくるっつっても庭だけどニャ(ぉ
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コメント
 
無題
感動にゃー(T_T)
うちは犬いるよいぬー
もうすぐ子供生まれるー・・・はず・・・

【2007/08/17 01:17】 NAME [石の人] WEBLINK [] EDIT []
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